株式会社メタルプロダクツ

渡邊雄真さん

国土交通大臣認定「Mグレード」取得
確かな技術と品質で幅広い鉄骨製作に対応する工場
株式会社メタルプロダクツ(真室川町)

株式会社メタルプロダクツは1965年の創業以来、軽量鉄骨加工を中心に、さまざまな鉄骨部材を製造しています。さらに、金物・組材加工から塗装、ショットブラスト加工、CAD加工図の作成まで、一貫した体制で対応しています。近年は「Mグレード」の認定を取得し、より幅広い鉄骨製作に対応しています。確かな技術と品質で、お客様のニーズに応え、建築を支えるものづくりに取り組んでいます。
※Mグレードとは、国土交通大臣認定制度における鉄骨製作工場の認定区分の一つで、中高層・中規模の建築物の鉄骨製作に対応できます。

渡邊雄真さん

プロフィール
渡邊 雄真 さん
1993年生まれ。山形県内出身。神室産業高等学校卒業。
2012年 株式会社メタルプロダクツ入社。製造部で鉄骨の加工や溶接の技術と経験を積み、2026年に品質管理課に配属。

入社の動機、きっかけは?

もともと「ものづくり」が好きで、神室産業高等学校では製造に関することを学んでいました。3年生の夏休みに所属する剣道部の顧問の先生から勧められ、3日間ほど当社のインターンシップに参加しました。学校の授業で習うこととは違い、実際に一つの製品を作り上げていく現場の空気に触れ、「ものを作っている」という実感を強く感じました。その体験を通じて仕事のやりがいを実感し、「ここで働きたい」と思い入社を決めました。

具体的な仕事内容を教えてください。

入社してからおよそ14年間、製造部で鉄骨の加工や溶接を担当してきました。2026年4月から品質管理課に異動し、現在は製品全体の品質チェックや品質基準の維持・向上に取り組んでいます。溶接部の外観や品質を確認したり、図面どおりの寸法になっているかを検査したりするなど、製品が基準を満たしているか細かくチェックしています。検査には細かい決まりや基準があり、異動当初はそれを一から覚えるのに苦労しましたが、加工の現場で培った経験が今の仕事にも生きていると感じます。あわせて、不具合の未然防止や社員へのルール周知、品質意識の向上にも力を入れています。現在は品質管理の中心を担っており、責任の重さを感じながら日々の業務にあたっています。

会社の良いところは?

当社は変化を恐れず、新しいことに積極的に挑戦する会社です。経験年数に関係なく若手にも責任ある仕事を任せてもらえる環境があります。入社後は先輩社員から仕事を教わりながら技術を身につけることができ、業務に必要な資格についても、会社の資格取得支援制度を活用して取得に挑戦できます。私自身も現場で経験を積みながら、一つひとつ技術を身につけてきました。

他社では断られるような加工にも挑戦して、お客様のさまざまな要望に応えていることも大きな強みだと思います。最近では「Mグレード」の認定を取得し、より幅広い鉄骨製作に対応しています。

海外から来た技能実習生と一緒に仕事をする機会もあり、最初は言葉の壁を感じることもありましたが、伝えていくうちにお互いの人柄が見えてきて、信頼関係が生まれていくのを感じます。年齢や経験、国籍にとらわれず、誰もが挑戦できる環境があることが当社の良いところだと思います。

株式会社メタルプロダクツ

建築物の骨組みとなる鉄骨は「安心」を支えている

やりがいを感じるときは?

自分が携わった鉄骨が、工場や倉庫、商業施設などの建物の骨組みとして使われ、形になって長く残り続けることに大きなやりがいを感じます。完成すると壁の中などに隠れて見えなくなってしまう部分なのですが、お客様から完成後の建物の写真を提供していただき、仲間とそれを見たときは嬉しいものです。また、製品が無事にお客様のもとへ納まり、「品質が良い」「安心して任せられる」といった言葉をいただけたときは、大きな達成感を感じます。品質管理は気を張る場面も多い仕事ですが、それも含めてやりがいだと感じています。

株式会社メタルプロダクツ

品質管理は全体を見渡す重要なポジション

仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?

品質管理は会社全体の信頼を支える仕事なので、小さな異常や変化も見逃さないよう、常に細心の注意を払うことを大切にしています。品質を守るためには幅広い知識や経験が求められるため、今のままで満足せず、常に学び続ける姿勢を心がけています。また、検査の基準に不慣れな社員には、自分がそうだったように、一つひとつ丁寧に教えることを意識しています。新しい知識や技術を積極的に取り入れながら、お客様に安心していただける製品づくりに貢献していきたいです。

今後の目標は?

これから品質をさらに高めていき、どんなお客様からも安心して任せていただける存在になることが目標です。新卒で入社してから約14年間、メタプロ一筋で現場から品質管理まで携わってきました。そこで培った経験を、これからの品質向上に生かしていきたいと思っています。これまで以上に幅広い知識を身につけ、会社全体の品質意識向上にもつなげていきたいです。

株式会社メタルプロダクツ
鉄骨の加工や溶接を担う有資格者が多数在籍

ものづくりに興味のある方へメッセージをお願いします

ものづくりの仕事は、技術だけでなく人としても成長できる仕事です。 当社では、CAD加工図の作成から加工・塗装まで一貫した生産体制を整えており、ものづくりのさまざまな工程に触れることができます。身につけた知識や技術、経験は必ず自分自身の財産となり、将来さまざまな場面で役立ちます。時には思うようにいかず、つらいことや大変なこともありますが、その一つひとつの経験は決して無駄にはなりません。ものづくりが好きな方、何かに本気で挑戦したい方には、とてもやりがいのある仕事です。ぜひ一緒に成長しながら、ものづくりの楽しさを実感していきましょう。

(2026/8/20取材)


株式会社メタルプロダクツ

山形県真室川町を拠点に、モルドバやインドネシアにも拠点を展開しています。地域に根ざした企業でありながら、海外とのネットワークを活かし、国内外の拠点と連携して事業を展開しています。

株式会社メタルプロダクツ
代表者:代表取締役社長 渡邊 進
創業:1965年4月
従業員数:58名(役員3名・社員55名、うち女性10名)※2026年4月現在
事業内容:軽量鉄骨加工一式、金物・組材加工、塗装・ショットブラスト加工、CAD加工図作成
国土交通大臣認定工場 認定番号:TFBM-266426
全国鐵構工業協会会員事業所 Ⅿグレード認定工場

所在地:山形県最上郡真室川町平岡432
TEL:0233-25-8888
FAX:0233-25-8889
URL:https://metapro.co.jp/

独自の製麺工法で 四季を纏うパスタを世界へ

独自の製麺工法で 四季を纏うパスタを世界へ

有限会社 玉谷製麺所
世界にはばたくメイドイン山形
独自の製麺工法で 四季を纏うパスタを世界へ
有限会社 玉谷製麺所(西川町)

地元農家の相談をきっかけに生まれた「月山黒米うどん」がグッドデザイン賞受賞。そしてパリの展示会で来場者を驚かせた「雪結晶パスタ」へ。玉谷製麺所の卓越した技術と妥協のない探究心は、食卓に山形を表現する唯一無二のパスタシリーズを生み出し続けている。

限界の壁を乗り越えた 製麺へのこだわり

山形県西川町の玉谷製麺所は、そば・うどん・パスタなどの製造を手がける製麺所。金型設計から配合、乾燥工程に至るまで、独自の技術をひとつずつ積み上げてきた会社です。看板は、石臼挽き・低温乾燥にこだわり抜いた乾麺「月山そば」と「雪結晶パスタ」をはじめとするショートパスタシリーズ。国内の百貨店から海外まで、食卓を彩る楽しさと味わいを届けています。
その歩みを支えていたのは、決して諦めない、製麺技術への飽くなき探究心でした。

玉谷製麺所工場に隣接する直売店「つぉろの舗」

「黒米パスタ」がグッドデザイン賞に

専務取締役で商品開発を担う玉谷貴子氏は、結婚を機に西川町へ移住しました。大学の農学部で学んだ知識を活かし、商品企画やパッケージデザインをしていましたが、平成23年に東日本大震災が起こると、風評被害から売り上げが伸び悩んだと言います。
「当時、お客様から『震災前に作ったうどんなら買うけれど、それ以降のものは欲しくない』という言葉があったんです。そういった風評を打破するためにも、“ここにしかないもの”を作りたいと思い始めました」(玉谷氏)

ちょうどその頃、山形県工業技術センターのデザインセミナーに通いながら商品開発の学びを深めていた玉谷氏は、講師から「グッドデザイン賞に出品してみないか」と勧められたそうです。
パッケージデザインを玉谷氏自ら作成したのが「月山黒米パスタ」。
「締め切りのわずか1週間前でしたが、試行錯誤を重ねてなんとか満足のいくものだったので、思い切って出品してみました」(玉谷氏)
その結果、出品した黒米パスタは見事グッドデザイン賞を受賞! さらに、翌年には黒米うどんと、当時開発していた黒米ショートパスタもダメもとでエントリーしたところ、2つそろって受賞を果たしました。
まだ始めたばかりだったショートパスタの商品開発は、ここからますます加速することとなります。

専務取締役 品質管理・企画開発担当 玉谷 貴子 氏

専務取締役 品質管理・企画開発担当
玉谷 貴子 氏

「ジャパニーズ・クレイジー!」イタリアのシェフも驚いた製麺技法

次の大きな挑戦となったのは、西川町のシンボルである月山の四季を表現しようと着手した「雪結晶パスタ」でした。雪の結晶は細い部分が多く、金型メーカーから「形は作れても、食品として製造することはできない」と告げられるところから、探究が始まりました。

試作品は、結晶の先端部が茹でても硬いままになってしまうという失敗の連続だったといいます。
「『先端部は細すぎて水の分子が入っていけないため、やわらかくならない』というのが失敗から得た結論でした。でも、ふとしたアクシデントがあって水から茹でたら、やわらかく茹であがって、水の分子が細部にも入っていくことができたんです」(玉谷氏)

そのヒントをもとに、これまで培ってきた製麺技術から配合を調整したところ、均等に茹であげることが可能になりました。ほんの小さな偶然と妥協のない探究が、雪結晶パスタの商品化を実現させたのです。
そして、翌年1月にはパリでの展示会へ出品。不可能と思われていた形状のショートパスタに、現地のイタリア人シェフからは「ジャパニーズ・クレイジー」と驚かれたそうです。雪結晶パスタは、芸術的な形状であるだけでなく、モチモチとおいしい食感も楽しめ、展示会では高評価を得ることができました。

「雪結晶パスタ」もグッドデザイン賞を受賞

「雪結晶パスタ」もグッドデザイン賞を受賞

西川町のシンボル「月山」の四季をショートパスタに

造形したショートパスタを販売していると、次第に周囲から要望が届くようになりました。そして、「春のパスタを作ってほしい」というお客様の一言が、次の挑戦のきっかけになりました。

春といえば桜。けれど、桜の形をしたパスタは世の中にまだ存在していませんでした。海外のパスタの多くは一筆書きか丸の集合体で形成されており、同じ太さで作られています。複雑な花びらの形状を、割れず崩れず、おいしく茹であがるように仕上げるには緻密な設計が必要で、金型づくりに苦労を重ね、ようやくきれいな花びらを再現した桜のパスタが完成しました。
「春を表現する『桜のパスタ』が完成して、次は夏と秋を企画しました。秋は『紅葉』と、すぐに決まりましたが、夏はいろんな案が出て迷いました。でも、西川町は『雪と緑と太陽のまち』であることを思い出し、太陽を表現することにしたんです」(玉谷氏)

こうして、四季それぞれのパスタが完成すると、その次はさらに難易度が高い「将棋の駒」パスタと、次々と挑戦を重ねていきました。それぞれのパスタの色は着色料を使わず、ビーツやニンジンなどの野菜や、さくらんぼやラ・フランスといった山形ならではの果物を練り込みました。規格外で廃棄されるはずだった食材も積極的に活かしています。

こうした商品開発の礎となっているのは、看板の乾麺「月山そば」などを長年支えてきた製麺に対するポリシーと探究心でした。玉谷製麺所のそばは、すべて自社の石臼で挽いたそば粉を使用しています。また、何分何秒で茹でるのが一番おいしいかを綿密に研究し、最良の茹で時間を「作り方」に書くようにしているそうです。香り高く美味しい仕上がりにするための製品へのこだわりと飽くなき探究心が、そばからパスタへと形を変えて受け継がれています。

玉谷製麺所から世界の食卓へ

現在、玉谷製麺所の商品は香港・台湾・アメリカなど海外にも渡っています。国内でも、個人客や百貨店にとどまらず、給食・介護施設・レストランなど活用の幅は広がり続けています。
「これからの目標は、『こんなパスタを作ってほしい』というお客様の夢が叶えられるものを作り続けていきたいということです。そして、山形の素材を練り込むことで、農業への貢献にもつながると思うので、いろいろ試していきたいですね。また、安定した供給ができ、今よりも輸出の幅と量を広げることも見据えています。レストランなどで業務用として利用されることを目指したいです」(玉谷氏)

ひとつの技術が次の技術を生み、彩りとおいしさを追求した麺製品を次々と生み出す玉谷製麺所。そのものづくりは、これからも進化を続けていきます。

直売店「つぉろの舗」で品出しをする玉谷氏

直売店「つぉろの舗」で品出しをする玉谷氏
ショートパスタシリーズと主力商品たち

ショートパスタシリーズと主力商品たち
(2026/8/24取材)

有限会社 玉谷製麺所

有限会社 玉谷製麺所
山形県西川町で、そば・うどん・パスタなどの製麺業を営む。金型設計から配合、乾燥工程に至るまで独自の技術を積み重ね、グッドデザイン賞を受賞した「雪結晶パスタ」をはじめ、四季をテーマにしたショートパスタシリーズを展開。国内の百貨店・給食・介護施設・レストランのほか、海外にも商品を届けている。
代表者:代表取締役社長 玉谷隆治
創業:1949年10月
従業員数:24名 ※2026年8月現在
事業内容:乾麺・生麺の製造販売(そば、うどん、ラーメン、冷麦、そうめん、パスタ)
所在地:山形県西村山郡西川町睦合甲242
TEL:0237-74-2817
フリーダイヤル(TEL):0120-77-5308
FAX:0120-77-5506
フリーダイヤル(FAX):0120-77-5506
URL:https://www.tamayaseimen.co.jp/wp/

山形県産業科学館2026年10月イベント情報

山形県産業科学館のイベント情報です。

「空気てっぽう」や「くるくる回る糸輪」等のワークショップを実施します。

また、「鉄道おもちゃ走行会」 、「親子はかり作り教室」等を開催いたします。

どなたでも楽しめますので、ぜひお誘いあわせのうえ、ご来場ください!

※事前申込みが必要なイベントになります。

山形県産業科学館

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