高品質オーダーメイド機械の開発で社会に貢献する
1977年創業。国内はもとより世界各国の自動車関連、建設機械関連の企業さまからご依頼を受け、高圧洗浄機、専用工作機械、組付け装置といった製品の設計から販売までを一貫して行っています。「お客様の一生産技術要員として生産性の向上に貢献できる機械の開発を目指す」を社是とし、環境に配慮しながらも高い機能性を持った機械の研究開発を進め、企業発展、社会貢献に邁進している会社です。
斎藤 大嗣 さん
2013年 株式会社管製作所入社。製造部 機械加工課に所属。
私は幼いころから何かを作ったり組み立てたりすることが好きだったため、工業高校に進学しました。在学中に企業見学で当社を訪問した際に、卒業生がやりがいを持って働いている姿や、オーダーメイドで設計から販売まで自社で一貫して行っている様子を見てとても魅力を感じました。また、私は物作りといっても工場のラインに入って同じ製品を作るのではなく、自分で考えながら一つひとつこだわって作りたいという気持ちがあり、当社の方針と自分がやりたいことが一致していたため応募しました。
当社は自動車部品メーカーが材料を加工する際に出る切粉(きりこ)や油などを洗い流す高圧洗浄機などの製品を手掛けており、私は部品製造を担当しています。0.01mm、0.001mmといったとても細かい寸法を測定機器で測定し、図面通りの製品を作っています。
扱う材料は鉄やアルミ、鋳物、ステンレスなどさまざまで、使用する工具や加工の仕方が違うので、試行錯誤しながら材料の特性を見極めて作り上げています。どのようなご要望にもお応えできるように日々勉強し、さらに技術を高めていきたいです。
スキルアップしたい人を全力で応援してくださる環境が魅力です。私は2016年に開催された「第54回技能五輪全国大会」に出場しましたが、2013年に入社してからの3年間、専門の指導者からマンツーマンで指導を受け、じっくりスキルを身につけることができました。本来であれば、就業時間は利益を出すために製品を作らなければなりませんが、当社は長期的な視点で人材育成に投資しています。大会出場に向けての日々は大変なことがたくさんありましたが、専門技術を持つ方からしっかり指導を受けたことでスキルはもちろん、指導の仕方も学ぶことができました。また、「技能検定(機械加工)」の受検支援もあり、私は2023年に最上級である「特級」に合格することができました。物作りが好きで技術を磨いていきたいという方はぜひ入社してチャレンジしていただきたいです。

自分たちが思い描いた機械を自分たちの手で作り、お客さまから喜んでいただけた時にやりがいを感じます。部品作りは試行錯誤しながら長い時間をかけて行うので、無事に完成すると大きな達成感があります。勉強のために技能五輪全国大会を見学したりセミナーに参加したりしていますが、全国には優秀な職人がたくさんいて、学びに終わりはないと感じています。今後も学んだことを現場で生かし、引き出しを増やしていきたいです。
当社では81名の従業員が「お客さまのお役に立つ生産性の高い機械を作る」という共通の目標に向かって設計や販売などの作業をしていますが、そこで大切だと思っているのは、相手の立場に立った言動をすることです。仕事が円滑に進むようにコミュニケーションをしっかりとり、自分が作った部品が後の工程に携わる人が扱いやすいようにするなど気を配っています。信頼関係を築き、社員一丸となってお客さまにとってのベストな製品を作り上げていきたいです。
自分のスキルをさらに高め、次世代を担う後輩たちを育成していくことが目標です。一人ひとり性格が違い、合う指導方法も異なるため、それぞれに合わせてわかりやすく伝えることができるようになりたいです。当社は社長がとても気さくで、頻繁に現場を回るため、意見を述べたり提案をしたりしやすい恵まれた環境です。低コストかつ高品質な物作りを効率的に行うために、現状維持するのではなく積極的に改善しながら会社全体をより良くしていきたいです。

ものづくりの仕事は、わからないことがあったら素直に聞ける素直さや、地道にコツコツ続ける根気強さが必要だと思います。大変なことはたくさんありますが、試行錯誤しながら乗り越え、お客さまから喜んでいただけた時の達成感は何にも代えがたいものがあります。当社はスキルアップに対する支援が充実しているため、やりがいを持って働くことができます。ものづくりに興味のある方はぜひ応募してみてください。
株式会社管製作所
代表者:代表取締役 細谷欣之郎
設立:1977年11月
従業員数:81名(男69・女12) ※2025年8月時点
事業内容:省力機械設備の設計・製作・販売
所在地:〒994-0054 天童市荒谷堂ノ前1000-28
TEL:023-655-6100
FAX:023-655-6101
URL:http://www.kan-mf.co.jp/